新型うつの治し方や克服法!EMDRってご存知ですか?

生活の知恵・豆知識

新型うつは、昨今若年層を中心に社会問題化しています。

職場や学校などある特定の環境に接触するのが原因で発症する症状のようです。

ある特定の環境の構成要因、場所、物、特に人間関係がトリガーとなって発症します。適応障害の側面があり、自信を喪失しているのがわかります。

新型うつになったら

新型うつの症状には様々あると思いますが、社会生活に影響を及ぼしている、つまり職場や学校へ行けない、家族への負担が大きすぎるなどになってしまったら、早々にその組織から離れることです。

一般的には休職や休学が望ましいとは思いますが、なかなか快方に向かわない場合、できることならその組織を完全に辞めることです。

うつ病は脳の病気であり、長い間かけて作られた記憶の病気でもあります。

否定的な記憶が不安や恐怖を惹起し、意欲や考える力を失わせたり、その結果身体のトラブルを引き起こしたりするものです。

完治には自身にとって不快な記憶の再解釈、とらえなおしが必須であり、組織との繋がりが少しでも残っているとそこからよからぬことをまた考えて、堂々巡りに陥ってしまうことが多いのです。

ですから、すぐに休めるなら休み、辞めるならやめるということが肝要だと思います。

EMDRという克服法

私には実際学校の人間関係が原因で新型うつ病になった家族がいました。

長らく心療内科のお薬に頼っていましたが、あまり良くなっているようには見えませんでした。

自由に事をやらせたり、負荷になるようなものは一切やらなくてよいと伝え、彼女もそうしていました。

実際、自由になにかをやっているときは楽しそうに見えることも多少ありましたが、一方でひどくふさぎ込んでいる場面も幾度となく見ました。

その彼女がしきりに言っていて、確かに私も納得したのは、現実感覚が希薄ということでした。
いつもぼうっとしていたり、心ここにあらずのような状態で非常に痛々しいものでした。

つまり彼女は目の前のことに集中ができず、次々と学校の人間関係が頭に浮かび、不安や恐怖を感じ自分で自分を苦しめていたのだと思います。

私はこれに対して何か手がないかと探しまして、実際手ごたえを得ているものが一つあります。

それはEMDRと呼ばれる療法です。

トラウマ治療に用いられている心理療法の一種で眼球を動かすものです。

あまり日本では普及していないらしくここからは私の独学が入りますが、やり方はシンプルで一定のリズムで眼球を動かし、何か物体に焦点化するということです。

まるっきり催眠術のようでもありますが、メカニズムは理に適っていると思います。

彼女にはyoutubeにある動画を使ってやってもらいました。

シンプルな画面の四方に模様が一定のリズムで出現します。

基本的には見るだけで良いそうです。我々の注意機能は例えば突然点滅する光に強制的に捕捉されるように、画面上に現れた模様に焦点化されます。

少し難しく言いましたが、要は目の前にあるものに注意が向くということです。

そしてこれが、頭で色んなことがぐるぐる回っていて目の前の現実にフォーカスできない人には重要なのです。

また、一定のリズムというものも重要で、一定のリズムを長時間続けているとやる気物質であるセロトニンが分泌されます。

ある本によれば、少し慣れてきたら「自分は落ち着いている」「悪いことは何も起こらない」と内言を用いるのが有効だそうです。

これは催眠的な要素ですが、記憶を再構成し、自信を取り戻すためには有効であると思います。

最近、彼女は例えば屋外で頭に不快なことがよぎったら、視界にある何か2つのものを見つけてそれに対してこの眼球運動と内言を用いることを意識的に行っているようです。

その結果、もちろん嫌なこともたくさんあるけれど、目の前の現実を文字通り直視できるようになりあまり動じず解決策に集中できるように少しずつなってきたと言います。

ここから一気に元の環境に戻るというのはまだ早すぎると思いますが、自信を取り戻したり構築するのが一番だと私は感じていますのでこの方向は決して間違っていないと思います。

まとめ

新型うつになったら、とにかくその環境からできる限り離れることが重要です。

また離れたら、薬物療法も有効ですが、EMDRという心理療法も有効ではないかと考えます。

EMDRは眼球運動により目の前の現実を直視する癖をつける方法です。