新型うつの原因や特徴は?従来の「うつ病」と何が違うの?

生活の知恵・豆知識

最近、話題になっている新型うつ病

昔からある典型的なうつ病とは違い、

「遊びには行けるのに仕事には行けない」
「体調が悪いと欠勤しておきながら、楽しそうに遊んでる様子をブログに書いていた」

など、嫌な事を回避して好きな事はやりたがるという特徴があるため、「甘えているだけ」「怠けているだけ」などと批判されがちです。

果たして本当はどうなんでしょうか?

新型うつ病の特徴とは?

新型うつ病の一番の特徴は「自分の好きな事にはやる気が出るのに、仕事や家事など嫌な事をやらないといけない時に気分が落ち込み、うつ状態になる」という事ですです。

またうつ病とは違い、食欲もありますし不眠に陥ることも少ないようです。確かにこういった特徴だけ考えれば、甘え病やうつ病の偽装のようにも見えます。

「うちの新入社員は新型うつ病だ」「なんてワガママな奴なんだ」などとネット上で叩かれたりしますよね。

仕事が嫌なのは健康な人だって同じです。それを病気だからと逃げられたら文句も言いたくなるでしょう。

それでも新型うつは、単なる甘えやわがままではないのです。

では、どこがどのように違うのでしょうか?

新型うつ病とうつ病はココが違う!

一番の違いは気分の落ち込み方です。

単なる甘えやわがままの場合、嫌な事をしても「ちょっと嫌だな」と思ったり溜息が出たりするでしょうが、体が動かないほどではありません。

誰かに愚痴を言ったり、自分なりのストレス発散方法を持っていれば、いやいやながらもこなせます。

新型うつの場合、自分でもどうにもできないほど体が動かなくなります。

誰とも会いたくない、誰にも相談したくない、時には自殺願望が出てくるほど気分が落ち込みます。

また嫌な気分が激しすぎて、動きたくても布団から一歩も出られないと言う事もあるようです。
どうすれば体が動くのか本人すらもわからないのです。

実は新型うつ病も従来のうつ病と同じ?

「新型うつ病」という言葉は日本のマスコミが作った造語です。

海外では新型うつ病もうつ病もどちらも同じ「うつ病」であり甘えやワガママという認識はされていません。

ただ、両者の違いは認識されていて治療法も研究されています。

うつ病の患者がストレスの原因を自分のせいだと思い自己嫌悪に悩むのに対して、新型うつは「人のせいだ」「社会のせいだ」と自分以外の物に責任を押し付けます。

新型うつ病は、自分以外の人や物に転嫁しているというだけで、昔からのうつ病とそう変わりはないのです。

新型うつ病の治療方法

新型うつの治療法は、うつ病と同じ投薬とカウンセリングです。

薬の成分も、まず従来のうつ病と同じ物が試されます。

ただ、新型うつの場合、好きな事をしている時には気分が改善することも多いため、その状況に合わせて薬を飲むというスタイルもあるそうです。

また、新型うつ病には「好きな事は出来る」という特徴があるため、カウンセリングも効果的です。

気分がいいときに自分の行動を客観的に整理したり人に話す事で、問題点を改善しやすくなります。

まとめ

決して甘え、ワガママではないと言うことがおわかりいただけたでしょうか?

うつ病も新型うつ病も治療の必要がある病気です。一人で悩まず、適切な心療内科や精神科できちんと相談をしましょう。