SUPER BEAVERのおすすめアルバム「27」を徹底特集

SUPER BEAVER

編集部
編集部

こんにちは、Monosiri編集部です。

今回はSUPER BEAVERのおすすめアルバム「27」を取り上げてみたいと思います。

SUPER BEAVERが10周年を迎えて制作されたアルバム「27」。ロックで「27」と聞いてピンと来た人は、かなりのロック好きですね。ロック界には「27歳伝説」というものがあります。

ブライアン・ジョーンズやジミ・ヘンドリックスなど、ロックの神様とも言われるような人たちがいるのですが、いずれのアーティストも27歳で亡くなっているのです。それがいつしか伝説となり、27歳が節目の年齢になってしまっています。

そんなロックバンドとしての節目の年齢を超えて、SUPER BEAVERが何を感じて、どのように音楽を表現しているのか。是非じっくりと聴いてほしいアルバムです。

楽曲紹介

「27」に収録されているのは、以下の13曲になります。

  1. 27
  2. 秘密
  3. ことば
  4. うるさい
  5. 赤を塗って
  6. ひとつ
  7. じぶんまかせ
  8. 本音
  9. まっしろ
  10. 運命
  11. 青い春
  12. 人として
  13. 素晴らしい世界

それでは、それぞれの楽曲について詳しくご紹介していきますね。

27

印象的なギターのメロディーラインから始まる、アルバムタイトルにもなっている一曲です。ロックスターは27歳で死んでしまったが、自分はまだ生きている。じゃあ、自分はロックスターになれないのか?

27歳伝説と、今その年齢を超えた自分とを重ね合わせています。「時間が解決してくれる」とはよく言ったものだけれど、正しくはそうではない。自分が生き続けてきた経験や考え方、捉え方の変化があった上で、解決へと導いているんだと、あくまで「自分の成長」によって解決できてきたことを歌っています。

増え続ける出会いによってもっと成長できるし、だからこそ、27歳を超えたことを「大人になったんだ」と捉えて、まだまだ生きていくんだというメッセージが込められています。

秘密

「秘密」は、SUPER BEAVERを語る上で絶対に外せない曲の一つです。それぞれの人が持っている趣味やこだわりがあると思います。それらを人に言えずに、嘘をついたりごまかしたりすることもあるんじゃないでしょうか。

なぜそのこだわりや趣味などを人に言えないのか。人に笑われるような内容だから?自信がないから?自分で自分を愛することができないと、幸せになることもできないんじゃないか。自分に自信をもって、胸を張って声に出していこう。そんな悩める人に向けて歌っている曲です。

アップテンポなメロディーに、そんな真摯なメッセージが込められており、励まされる一曲になっています。ちなみに、曲に入る際に流れるコーラス部分はライブの「アンコール」の声がけのときによく使われますので、ライブに行く際は是非覚えていってくださいね。

ことば

ことばとこころ。思っていることと、実際に口に出すことばや行動は違っている、なんてことはありませんか?そうやって自分のこころに嘘をついたとき、こころはどうなっていますか?

そんな、良心に語りかけてくるような、ストレートに突き刺さる曲です。嘘をつかれていたとしても「あなただから信じる」という姿勢。でも、本当はこころのままのあなたでいてほしいと願っているんです。

だからこそ、こころに嘘をついて難しい言葉を話すんじゃなくて、こころのままの素直な言葉を話してほしい。本当のあなたはどこにいるのか、こころとことばが切り離されたままの生活を続けていっていいのか。今のあなた自身の言動を見つめ直す機会を与えてくれる一曲です。

うるさい

ノイズのかかった声で入る、インパクトあるイントロ。「大切なことだから言わせてほしい」という力強さをいきなりぶつけられます。そうなってくると、聴き手としても一瞬で惹きつけられてしまいますね。

自分の考えがあるのに、それを表現できない。自分の考えがあるのに、言われるがままに行動してしまう。これは友人との付き合いや仕事の関係でよくあることだと思います。人間関係や、自分が役に立っていると思われたいという気持ちはよくわかります。

でも、そんな自己犠牲・自己否定の先で得られるものなんてあるでしょうか。それで苦しんでいるあなたを見たくないんです。もっと自分を大切にしていこう。「私はあなたの味方だ」という、心強いメッセージが伝わってくる一曲です。

赤を塗って

SUPER BEAVERには珍しい、女性目線で歌っている一曲です。自分を「村人A」という脇役の一人に見立てている、面白い歌詞。曲のタイトルの「赤」とは口紅のことでしょう。

恋模様を描いた歌詞で、「これは純粋な恋愛なのか、はたまた浮気相手の一人としての立ち場なのか」、歌詞だけではわからない部分が多々あります。歌詞を書いたギターの柳沢亮太自身も「男性と女性で聴き方が変わるだろうな」と言っています。

いつもは「村人A」だと思っているけど、自分の都合でちゃっかり「主人公」だと思ってしまうときもある。「主人公」とは「本命」という意味なのか、自分が中心の物語という意味での「主人公」なのか…。軽快なメロディーに乗せられた女心。様々な味方も楽しめてしまう、そんな一曲です。

ひとつ

「たった一度きりの人生を自分のために生きる。」もちろんそれは大前提ですよね。生きていく中で絶対に叶えたい夢もあれば、変わっていく夢もある。どれも間違いはないから、自分自身を疑ったり否定したりすることはやめて、一歩ずつ、しっかりと歩いていってほしい。

自分たちも「共に」歩いていくから。あなたのたった一度の人生のそばに、この曲が、SUPER BEAVERというバンドがそばにいられれば良いな、という願いもこめられた歌なのではないでしょうか。

「SUPER BEAVERも一歩ずつ成長していくから、あなたも共に成長し続けよう」と励まされているような気がします。成長し続けているSUPER BEAVERにこんな歌を歌われたら、歩みを止めるわけにはいきませんね。ストレートにぶつけられる歌詞と優しいメロディーに勇気がもらえる曲です。

じぶんまかせ

あなたは、自分の人生を自分で選択して生きていますか?周りに流されて生きていませんか?毎日の仕事や人間関係など、あらゆるものごとが降りかかってきます。

でも、そのものごとに対しての捉え方ひとつで、その出来事が自分にとって有意義なことだと感じることもあれば、無駄なことのように思えることもあるんです。そう感じるのは、自分の心の持ちようであることが多々あります。

結局、すべては自分次第。人任せ、他人任せではなく、「じぶんまかせ」なんだと。自分自身の行動に責任を持って、じぶんまかせで生きていこう。それだけで自分の人生を歩くことが出来るんだよ、と教えてくれる歌です。あなたも、自分の人生をじぶんまかせで生きていきましょう。

本音

空気を読んで、自分の意見を言わず、周りに合わせる。頑張る人を応援するどころか、陰口を言う誰かに合わせて一緒になってあざ笑う。あなたはそんな人ことをしていませんか。

時として誰かに合わせることが必要な場面はあるかもしれませんが、いつもそれをしていたら、「あなたの本音」は一体どこにあるかわからないですよね。「本音ばかり言っていたら嫌われる」なんて思っている人もいるかもしれません。

しかし、それはあくまで意見の食い違いであって、お互いにその違いを理解し合えればいいし、喧嘩になったら謝ればいいじゃないですか。笑い声は「歓び」を表すものだけであってほしい。守るべきものを間違えず、あなたの本音で生きてほしい。そう願うSUPER BEAVERの強い思いが表されている一曲です。

まっしろ

初めは「まっしろ」でお気に入りだった靴が、履き続けていくうちに汚れていく。その変化にあわせて、段々と特別感の薄れを感じてしまう。一目惚れして買ったものなど、買ってすぐは浮かれて何度も身につけますよね。

そうやってお気に入りのものが増えていくと、どんどん「過去のお気に入り」の使用頻度が下がっていって、ついには身につけなくなってしまう。でも、そんな過去のお気に入りも、久しぶりに目について身につけるといろんな思い出がよみがえってきて、「あぁ、やっぱり良いなぁ」なんて感じることもある。

つい、「皆は一体何を大切にして生きているんだろう」、なんて考えてしまう。そんな、結局何の話だかよくわからなくなってしまう、思い出や感情が入り乱れていて、メロウな雰囲気を醸し出している一曲です。

運命

あなたは運命を信じていますか?運命と一言で言うのは簡単です。では、今のあなたの状況を生み出したのは運命ですか?

それらすべてが運命だとしたら、今までのあなたの苦労・努力によって積み上げられたあなたの今は、運命によって結び付けられたものなのでしょうか?

そんな単純なものではないですよね。苦労を乗り越えてきたのも、努力したのもあなた自身。辛いことを乗り越えてこれたのはあなた自身の想いがあったからでしょう。

それらの想いを、運命として簡単に一言で終わらせることが出来るようなものではない。「運命ではなく、自分で導いているんだ」そんな強い想いが詰まった一曲です。

過去に作られた曲の歌詞やアレンジがふんだんに詰め込まれている曲ですので、この曲を聴いたら、SUPER BEAVERの過去の曲も聴いてみてはいかがでしょうか?

青い春

「青い春」という曲名のとおり、青春時代を表す歌詞が並んでいて、聴いていると学生時代をふと思い出したり。いろいろな思い出があったけど、それらすべてが今に繋がっていて、未来にも繋がっていく。

「会いたい人」それは、今まで自分たちを支えてくれた人たち皆のことでしょう。こうして自分たちを前に進めさせてくれたんだから、今度は自分たちが皆を笑わせたい、恩返しがしたい。そうした想いが伝わってきます。

人の数だけ想いが存在する。その想いこそが生きる原動力であり、生きていく意味とは、それぞれの「あなたの中にあるんだ」と歌っています。

SUPER BEAVER結成10周年を迎えたときに作られた曲であり、SUPER BEAVERの音楽を聴いてくれる皆に元気を与えたい、という意思が伝わってくる、リズミカルなのに心に染みる曲です。

人として

「人としてカッコよく生きていこう。」大なり小なり、誰にでも失敗することはありますよね。その失敗を指さして笑っていていいんでしょうか。自分のしてきたことを棚に上げて、誰かのせいにしていいんでしょうか。

そんな生き方が「カッコいい」なんて言えませんよね。じゃあそのカッコよさとは何なのか。「寛容であること・信念を持つこと・愛し続けること。」誰が何を言おうと、自分のカッコよさを信じて、進んでいこう。そんなメッセージが込められています。

バイオリンによるストリングスアレンジが効いていて、しっとりと聴いていられる曲になっています。SUPER BEAVERの決意表明にも感じられる一曲。是非、一人のときにゆっくりと聴いてほしい曲です。

素晴らしい世界

あなたの考える「素晴らしい世界」とはなんですか?SUPER BEAVERが考える素晴らしい世界とは、「共に有る」こと、つまり「共有」すること、同じ時間を共に過ごせることが出来ることだと言っています。

そこで生まれる「想い」を大切にしたい。きっとその先に、素晴らしい世界が生まれるんだろう、という想いが伝わってきます。この曲を含め、いろいろな曲で「独りでは世界は成り立たない」と歌っており、「独りでは意味がない」とすら言っています。

今まで関わってくれたすべての人がいてこそ今の自分があり、これからの自分と世界を創り上げていくことが出来る。最終的には「素晴らしい世界だ」と迷いなく言える、そんな世界になってほしい、という願いが込められています。この「27」というアルバムを締めくくるにふさわしい、未来への希望が見えるSUPER BEAVERらしい曲になっています。