以前「冬至にかぼちゃを食べる理由!ただ風邪をひかないだけじゃなかった」という記事を書いていたときに、冬至には“ん”のつく食べ物を食べるというのを知りました。(←もしかして当たり前だったり
その記事の中ではちょろっと紹介しているだけなので、具体的な理由までよくわかっていませんでした。
そこで今回は「なぜ冬至に“ん”のつく食べ物を食べるのか」ということについて深掘りしていこうと思います。ではさっそくいってみましょう~。
冬至に“ん”のつく食べ物を食べる理由
冬至に「ん」のつく物を食べることで「運」を呼びこめるからです。
これは昔から伝わる「運盛り(うんもり)」という縁起かつぎの一種なんです。よく何かの試合前に「かつ丼」を食べて、「よし、これで試合に勝てるぞ」というように縁起をかつぐのと同じですね。
ただ「かつ丼=勝つ」はわかるけど、「ん=運」になるのはわからないって人もいると思います。・・・そう思うあなたは心が澄んでいる証拠!
試しに力いっぱい
「ん」
と言ってみてください。
「ん」と言ったつもりでも「うん」って聞こえませんか?(←無理やり
でも実際こういうことです。
半ば強引ですがこうやって「ん=運」と結びつけることによって、「よっしゃこれで運を呼び込んだぞ」と運盛りすることができます。
なのでそもそも、縁起かつぎを信じないって人はこれをやっても意味がないですね…汗
そんなわけで、運を呼びこむために“ん”のつく食べ物を食べるってことはわかりましたが、これを冬至にする必要性がまだわかりませんよね。
では「なぜ冬至に運盛りするのか?」ついて掘り下げていってみましょうか。
冬至に運盛りする理由
冬至は一年のうちで最も昼の時間が短くなる日ですよね。また考え方を変えれば、「冬至をさかいに昼の時間が伸びていく」となりますね。
このことから、冬至のことを別名「一陽来復(いちようらいふく)」と呼ばれています。一陽来復には「陰が極まり再び陽に帰る」という意味があります。と言われてもわけわからんですよね…(白目)
これをもの凄くかみくだくと
- 暗い期間が終わって明るい期間が戻ってくる
ということです。
一旦、冬至のことに戻りますね。
先ほど「冬至をさかいに昼の時間が伸びていく」と言いましたが、これは言い換えれば、冬至をさかいに明るい期間が戻ってくるとも考えられますね。そんなことで「冬至=一陽来復」となるわけです。
また、一陽来復には
- 悪いことが続いたあと幸運に向かうこと
という意味もあります。
それで「冬至をさかいに運気が上昇する」ともいわれています。その運気が上がるときに「運盛り」をすることで、さらに運を呼びこもうというわけです。
ふぅ~…やっと「なぜ冬至に“ん”のつく食べ物を食べるのか」ということが納得できました。
ところで、一番重要な“ん”のつく食べ物をおぼえていますか?(笑) むしろわたしが忘れているので備忘録として書き残しておきます。
「ん」のつく食べ物一覧
まずは「冬至の七種(ななくさ)」という7種類の食べ物を紹介しますね。これらは“ん”が2つついているので、運を呼びこむ効果も2倍になるといわれています。
- 饂飩 (うんどん=うどん)
- 寒天 (かんてん)
- 金柑 (きんかん)
- 銀杏 (ぎんなん)
- 南瓜 (なんきん=かぼちゃ)
- 人参 (にんじん)
- 蓮根 (れんこん)
上で紹介した以外の“ん”のつく食べ物もピックアップしてみました。なお、はんぺんは2つ“ん”がついていますね。
- 蒟蒻 (こんにゃく)
- 昆布 (こんぶ)
- 牛蒡 (ごんぼ=ごぼう)
- 大根 (だいこん)
- はんぺん
- 蜜柑 (みかん)
こうやって見るとけっこうたくさんありますね。これを全部食べようとするとかなり大変…汗
ということで最後は、ここで紹介している“ん”のつく食べ物を、効率良く食べれる料理をご紹介したいと思います。
料理は「ほうとう風うどん」がおすすめ
山梨県の郷土料理である「ほうとう」は、色々な具材を入れやすいので冬至にもすっごくおすすめです。
これが「ほうとう」です↓
ほうとう(太い麺)の変わりにうどんを入れて、あとはかぼちゃ・人参・大根・ごぼう・レンコンなどを入れて煮込めば「ん」がつく食べ物をたくさん食べられます。
とろみもあって身体もあったまりますし、細かくすれば離乳食にもできますので赤ちゃんのいるママさんにもgood◎
おすすめレシピ紹介
まとめ
冬至に“ん”のつく食べ物を食べる理由は・・・
「ん」のつく物を食べること=運盛りをすることで「運」を呼びこめるから!
ということで、これだけ見るとほんと単純な話だったんですね。けっこうな時間をかけて調べたかいがありましたよ…(笑)
今年はおすすめレシピでも紹介した「ほうとう風うどん」を作って意地でも運を呼びこもうと思います。なんせ来年は、○ッターズ○田の占いによると裏運気らしくあまり良くないので、縁起をかつぎまくります!
あと、冬至といえば「ゆず湯に入る」というのも有名ですよね。こちらに関してもその由来を記事に書いてありますので良ければごらんください。