もしかして多動症?赤ちゃんの頃の特徴はこう!

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子供って基本的にいつもウロウロ動いていて、あまりジッとしていないものですよね。

でもそんな子供達の中でも、「特に動いていてすごく大変!」「同じ月齢の子とちょっと様子が違う?」と感じた場合、多動症など発達障害の心配をする人も多いと思います。

実際、私の知り合いでも心配している人がいました。

多動症とは、正式には、Attention(注意) Deficit(欠陥) Hyperactivity(多動性) Disorder(障害)という名前で、略してADHDと呼ばれるものです。日本語では、注意欠陥多動性障害、または注意欠如多動症と呼ばれる発達障害の一つです。

名前の通り「不注意」「多動性」「衝動性」の三つの症状が現れます。一つの症状が強く出る場合や、混ざって出る場合など、程度は人それぞれです。

ADHDの場合、三歳未満で判断するのは難しいものです。だいたいは成長して集団生活が始まると気がつく場合が多いようですね。しかし、診断が付いてから「そういえば赤ちゃんの時・・」と振り返ると、ちょっと共通点が見られるようです。

特徴をチェックしよう

よく動く

赤ちゃんの時、まだ歩いたり立ったりする前の段階でも、よく動く場合が多いです。

ベビーベッドに寝かせていても、手足を常にバタバタさせている、布団を蹴るなどの行動が見られます。布団を蹴りすぎて、その力で上のほうにズリズリ移動しちゃう赤ちゃんもいるようなので、結構な力ですよね。

ハイハイが出来るようになると、とにかく動き回ります。オモチャを出しても、ジッと座って遊ぶということがなく、次々と興味の対象が移ります。

歩けるようになると常にうろうろ歩いたり、棚や洗濯機、冷蔵庫など高いところによじ登ったりすることもよくあります。

外では親から離れて急に走り出したりする場合が多く、目を離せません。座っても、姿勢を維持することが出来ず、ぐらぐらしたり、手や足を動かしています。

抜け出す

拘束されることを嫌がる赤ちゃんが多いようです。例えば、チャイルドシート、ベビーカー、お店のカート、抱っこ紐などですね。

こういうものに乗せると、どうにか脱出しようとしてもがき、抜け出してしまう赤ちゃんもいます。普通に抱っこされている状態でも、手足を突っ張って暴れ、下に降りようとします。

視線

あまり視線が合うことがありません。この場合「視線を合わせるのが嫌だ」というより「色々なモノを次々と見ている」という感じです。興味の対象が次々と移っていき、常にキョロキョロしていると感じるママが多いようです。

睡眠

多動症と診断された人は、赤ちゃんの時に睡眠時間が短かく、睡眠サイクルも安定しないなど、睡眠に関する特徴も見られます。ママが寝かせようとしても、動き回ってなかなか眠らない、夜泣きを頻繁にする場合も多いようです。


これらの特徴に、あてはまったからといって多動症とは限りません。ですが、もし「あれ?」と思うことがあったら、市の検診や専門医にまずは相談してみてください。

ADHDは、躾の問題、わがままや自己中心的などと誤解されがちです。親も責任感から、子供を厳しくしかってしまうことも多いようです。

しかし、子供自身も駄目な事とわかっていても、自分で自分をコントロールが出来ない状態なので、叱りすぎると自己評価が低くなってしまいます。

療育が必要とされた場合は、専門家のアドバイスも受けられますので、お子さんのためにも最善の方法を選んであげてくださいね。

Monosiri