こんにちは、Monosiri編集部です。
今回は「ポルノグラフィティ」好きの私が選ぶおすすめのアルバム5枚を紹介していきます。ポルノグラフィティの曲を聴きたいけど、どのアルバムから聴いて良いか分からないという人はぜひ参考にしてみてください。
おすすめするアルバムは以下の5枚です。
- foo?
- PORNOGRAFFITTI BEST ALBUM BLUE’S
- THUMP
- ロマンチスト・エゴイスト
- RHINOCEROS
それではアルバムの紹介をしていきますね。
foo?
ともかく有名曲・キャッチーな名曲揃いの2ndアルバム「foo?」。ポルノグラフィティファンの間でも、おすすめアルバムとして上位に必ず現れる一枚と言っても過言ではないでしょう。
1stアルバムの「ロマンチスト・エゴイスト」が絶賛売り出し中、店一番のおすすめ料理だとすると、foo?は店の常連なら必ず知っている定番メニューといったところ。筆者も、誰にでもおすすめできるポルノグラフィティのアルバムといえば、このfoo?か、ロマンチスト・エゴイストを真っ先に挙げます。
このアルバムの特徴は、なんといっても「ポルノといえばこれ!」というヒットナンバーが揃っていること!女の恋心を歌った、岡野昭仁さんの歌唱力全開のサウダージ、男女のすれ違いの切なさを絶妙な歌詞で表現したサボテン……さらに、それらシングル楽曲以外も名曲揃い。
個人的に何度も何度もリピートしたくなるのが、ただでさえ意味深い歌詞が多いのに、それを怒涛のラップ調で歌い、アルバムの頭から度肝を抜いてくれる「INNERVISIONS」、そして、ライブでも大盛り上がり、ポルノ節全開の10番目「空想科学少年」。この2曲のためだけに買っても損はしない、おすすめアルバムです!
PORNOGRAFFITTI BEST ALBUM BLUE’S
「ベストアルバムをおすすめするのはどうなの?」──とファンに怒られそうですが、それでも、筆者はこの「BLUE」と「RED」、同時発売されたベストアルバムをおすすめします。
とりわけ、ポルノグラフィティ初心者に筆者が推したいのはBLUE。何を隠そう、それまで「アゲハ蝶」くらいしか知らなかった筆者が、ポルノに本格的にはまるきっかけとなった一枚なのです。
ベストアルバムというだけあって、どれも心に残ること間違いなしの名曲ばかり。シングルはもちろん、「パレット」そしてポルノ作品の中でも異彩を放つ「カルマの坂」を収録している貴重なアルバム。
カルマの坂は物語調の「横浜リリー」などと同じ体裁をとった歌ですが、曲調も歌詞もずずーんと重く、カラオケで歌うと雰囲気が一変してしまう名曲です。また、注目したい点が11thシングルとしてリリースされた「音のない森」。
暗く、独特の静けさに包まれたAメロと、サビや前奏、イントロの激しさが対比を成すこの名曲が収録されているアルバムは、2018年時点ではこちらのBLUEと2013年発売「PORNOGRAFFITTI 15th Anniversary “ALL TIME SINGLES”」のみになっています!要チェックです!
THUMP
メンバーの一人・Tamaが抜け、ポルノグラフィティが二人体制になって初のリリースとなったアルバム「THUMPχ」。
先行してリリースされたシングル「シスター」なども収録されており、一体、どんなアルバムになるのだろうと、正直、筆者もこのアルバムを初めて聴こうとした時はドキドキしたものですが……今では、ポルノのアルバムの中でもリピートが止まらない一枚に。
「ROLL」「ネオメロドラマティック」をはじめとしたシングルはもちろん、ポルノグラフィティお得意の静と動のコントラスト、そして語尾の終わりに声音が落ちる岡野昭仁さんの歌声がマッチしている「東京ランドスケープ」、静寂の中、幻想的な雰囲気さえ漂う「Twilight,トワイライト」は、その曲調とは裏腹にナイフのような切れ味を見せる歌詞がたまらず、何度もリピートしたくなる隠れた名曲です。
「一体何を言いたいのか?」「どういう意味なの?」と思わせる歌詞はポルノグラフィティの真骨頂ですが、全体に、このTHUMPχは何度も聞いて、意味を噛み締めたくなる曲が揃っており、派手な音楽でノリノリになりたい・ゴリゴリのロックを聴きたい人よりも、音楽に没頭してアルバムの世界観にどっぷり浸かりたい人にぜひおすすめします。
万人に好まれるアルバムではないかもしれませんが、むしろ、メジャーどころのポルノしか知らない方にこそ手にとって見て欲しい、スルメのようなアルバムです。
ロマンチスト・エゴイスト
言わずと知れた、ポルノグラフィティの1stアルバム。ラフに綴られた「Romantist Egoist」の文字、ヴィロードのようなバックを背に、どことも知れない場所を見上げる黒猫の姿……メジャーデビュー1作目のアルバムだというのに、ジャケットからしてただ者ではない雰囲気が伝わってきます。
そしてもちろん、収録されている楽曲はそのジャケットから期待される以上に、魅力ある作品ばかり。第1曲目「Jazz Up!」から「CenturyLivers」への流れが、まずリスナーの心をぐっと掴みます。
収録されたシングル楽曲は「アポロ」「ヒトリノ夜」など。タイトルにもなっている「ロマンチスト・エゴイスト」はアポロのカップリングソングですが、このアルバムでは13番目に配置され、アルバム全体を締めくくります。
洗練されたサウンドや楽曲それぞれの個性、意味深な歌詞。一曲一曲はもちろん独立しているのですが、アルバム全体を通してストーリーが見える流れは、J-ROCKというより洋楽のアルバムを聴いているような感覚に近いでしょう。
ポルノならまずはこれを聴くべし、という人も多い、第1作目にしてポルノグラフィティの真髄とも呼べる、記念碑的アルバムです。
RHINOCEROS
1stアルバム「ロマンチスト・エゴイスト」と同じく、動物をメインに据えたジャケットが印象的。タイトルもそのまま「RHINOCEROS」=サイになっており、まるで90年代アメリカの映画にでも出てきそうなシンプルで骨太なデザインが目を惹きますが……
内容もそのまま骨太!どれもキャッチーな曲ばかり、カッコいい中にも哀愁あり、哀愁の中にもカッコよさありの楽曲が揃っていて、「ロックでもバラードでも、ともかくカッコいいポルノを聴いてみたい!」という人には間違いなくおすすめしたい一枚です。
個人的に、ポルノグラフィティで何度も聴きたくなるアルバムには一曲目にキャッチーな楽曲が置かれていることが多いのですが、このRHINOCEROSもまさにそのパターン。そんなわけで一曲目「ANGRY BIRD」のカッコよさは頭一つ抜けています。
ガンガンにカッコいいポルノが聴きたいのなら、この曲のためだけにこのアルバムを買うべきです!そして、ポルノのかっこよさは激しい音楽や歌詞ばかりではない──ということを、ラスト2曲の流れで見せつけてくれます。
他アルバムでも時折挿入されるポルノのインスト曲はどれも味わい深いですが、13番目に置かれた「螺旋」は、まさにこのRHINOCEROSのためにあるバラード調の音楽。そして、ここから一体どうやってアルバムをまとめるのだろう?と思わせておいてのラスト「ミステーロ」の流れは圧巻です。