BUMP OF CHICKENの名曲13選!バンプファンの私が選んだのはこれ

BUMP OF CHICKEN

編集部
編集部

こんにちは、Monosiri編集部です。

今回は「BUMP OF CHICKEN」好きの私がバンプの中でもこれは名曲だ!と思えるような曲を13曲厳選してみました。

私が名曲に選んだのは以下の13曲です。

  1. プラネタリウム
  2. 銀河鉄道
  3. sailing day
  4. ゼロ
  5. Butterfly
  6. 宝石になった日
  7. 花の名
  8. 太陽
  9. Hello,world!
  10. Stage of the ground
  11. ギルド
  12. ハルジオン
  13. supernova

それではそれぞれの曲について紹介していきますね。

プラネタリウム

シンプルなミディアムテンポのビート、どこか淡々としたメロディライン、アナログシンセサイザーのふわふわした音色など、全体的に優しい空気感が漂っています。

一聴してリスナーに衝撃を与えるような派手さやパンチ力はないですが、疲れたときに聴いたり何度も聴いたりするには、これくらいが心地よいのではないでしょうか。しかし、優しい曲調とは裏腹に歌詞はなかなか刺さるものがあります。

狭い部屋に出現させた星(夢)と現実の星とを対比させ、虚構の星は簡単につかめるけど、本当の夢を叶えたいなら厳しくても現実と対峙しなければならないというメッセージが感じられます。

ただ直接的な言い回しはなく、それにより説教臭さが軽減されているところに、このバンドの妙味を感じます。

銀河鉄道

シングル「プラネタリウム」のカップリング曲。アルバム「ユグドラシル」収録の「車輪の唄」のアンサーソング的な側面もあり、この曲中の男の子と女の子がまた登場します。

ふんわりした曲調も相まって、全体的にファンタジー色の強い曲でありながら、どこかリアリティーも感じられます。その鍵を握るのが歌詞に出てくる「時速200キロ」という具体的な速度でしょう。

恐らく主人公たちが乗っているのは新幹線でしょうか。これにより、夢を追う者の姿や大切な人との別れが、より現実感をもって感じられるのです。

いずれ死ぬという終着点はみんな一緒ですが、その過程で乗客それぞれに背負うものがあり、物語がある。この曲は、自分の人生(物語)とはなんなのか、改めて考えるきっかけをリスナーに与えてくれます。

sailing day

劇場版ONE PIECE主題歌でもあるこの曲は、夢を追って荒波に飛び込んでいく愛すべき愚か者たちの様子を力強く歌った、アップテンポな応援歌です。

ディレイがかった柔らかいギターとジャギジャキしたもう一本のギターの絡みや複雑にうねるベースライン、前のめりなドラムなど、バンド感全開な演奏がとてもカッコよく、コピーして文化祭などで披露したらとても映えそうです。

歌詞もとてもメッセージ性が強く、心にグサッと刺さります。たった一つの夢を掴むためなら、どれだけ傷ついてボロボロになっても構わない。

それが叶うのなら、沢山失敗し挫折をしてもそれが財産になる。「そこまでして掴みたい夢が自分にはあるだろうか?」と、この曲を聴くときはいつも自分に問いかけています。

ゼロ

PSP専用ソフト「ファイナルファンタジー零式」テーマソング。ゲームの世界観とマッチした異国情緒あふれるリフが特徴的で、静かな出だしとエモーショナルなサビのコントラストが見事な曲です。

スローチューンでありながら、しっとりした曲というよりどちらかというと力強くリスナーを鼓舞するような曲になっています。何かに強制されるような不自由な世界から連れ出してくれた大切なあなたを、最後まで守ると誓ったのに失ってしまった、そんな悲壮感が感じられます。

こちらの曲も、直接的に「別れた」などと言わずに、ラストのサビで一緒にいる様子を過去形で表すことで、もう終わってしまった過去のことであるということを仄かに匂わせているところがニクいです。

Butterfly

バンド史上最もキラキラしたアルバム「Butterflies」収録曲。この曲も例に漏れずキラキラしており、特にこの曲はバンドサウンドよりEDM寄りに振り切っている印象を受けます。

バスドラムの四分打ちも相まって、聴いていて踊り出したくなります。MVもカラフルで、演奏しているメンバーもぴょんぴょん跳んでいたりして、心なしかウキウキしているように見えます。

確かに、音楽性が変わってきているバンドに対して「昔の方がよかった」とか言う人がいるのもわかります。しかし、どんなに変わってもBUMP OF CHICKENらしさを失わないのは、伝えたいメッセージが一貫していて、表現法が多少変わっても根幹の部分が変わっていないからでしょう。

自分より優れていたり綺麗な人を見て、自分がその人だったらどんなに良かっただろうと思うものです。しかし、その人にもその人なりに悩みはあるので、結局その人になったところで悩みは尽きないものです。だから表面的な良し悪しに囚われずに自分を見つめていこう、というメッセージが感じられます。

宝石になった日

BUMP OF CHICKENというバンドは初期~現在にかけて、ローファイなサウンドからキラキラした雰囲気に音楽性が変わってきていますが、そのキラキラした曲の中でも特にキラキラした部類に入る曲です。

しかし、ただ明るくて爽やかで楽しいだけの曲ではありません。自分の前にスッと現れスッと消えていった大切な人は、楽しい思い出を残すだけ残していなくなってしまいました。

そんな切ない別れが歌われていながら、それでもどこかこの曲が宝石のようにキラキラしているのは、別れを悲観的に捉えるより、むしろ楽しかった思い出を残してくれたことを肯定的に受け止め、出会ってくれたことに感謝をしているからでしょう。

あの時君がいたから今の自分がいる。そのポジティブさ前向きさが、どこか強がっているようにも聴こえ、かえって切ないのです。

花の名

映画「ALWAYS続・三丁目の夕日」主題歌で、映画の世界観にぴったり合った、心がほっこり温まるようなバラードになっています。

中~後期の曲はメタファーやシニカルな表現が多く、やや難解な歌詞の曲が多い中、この曲は「あなた」を「花」にたとえてはいるもののとても分かりやすく、シンプルな表現に徹している印象を受けます。

なので、初めて聴いた人でもスッと曲の世界観に入っていけるのではないでしょうか。しかし、分かりやすい歌詞はともすれば薄っぺらくなりがちですが、決してそうなっていない辺りは流石BUMP OF CHICKENといったところでしょうか。

花はあちこちに咲いていますが、その一本一本には特徴があり個性があります。それは私たち人間も一緒で、沢山の人が生きる中であっても一人ひとりは違っていて、その他大勢の中の一人ではないからこそ人は人に惹かれ、そこに愛が生まれるのでしょう。

太陽

アルバム「ユグドラシル」収録曲。タイトルとは裏腹に、暗い夜のそこに沈み込むような深淵さのある曲です。

例えばこの曲に「暗闇」と名付けたらありがちですが、そこに明るさの象徴である「太陽」というワードを持ってくる辺りに、このバンドらしいシニカルさを感じます。

歌詞の内容としては、かくれんぼしていたら誰にも見つけられないままみんなに帰られてしまった、というものです。

しかしこれはただのかくれんぼではなく、人間関係のしがらみから逃れようと自ら隠れておきながら、この広い世界で誰にもみつけてもらえない孤独を表しています。

そして、それでも自分を必要としてくれる存在を「太陽」と表現することで、暖かさと同時に、それまで暗闇にいたのに急に明るくなったことへの戸惑いが歌われているように感じ取れます。

Hello,world!

「コロニー」との両A面シングルの一曲。今やフェスでもお馴染みとなったBPM200超のハイスピードナンバーです。歌詞はどこか抽象的ではありますが、とても刺さる内容になっています。

毎日忙しなく過ごすなかで、自分の人生がどこに向かっているのか分からなくなることは誰にでもあります。それはBUMP OF CHICKEN自身も一緒で、音楽性が変化する過渡期で迷いも生じたはずです。

でもどう転んでも自分は自分で、人生の主人公は自分なんだ、だから自分の人生に責任をもって生きなければならない、とどこか自分自身に向けて歌っているような印象を受けるメッセージが、そのままリスナーにも届き、背中を強く押しています。

ロックスターだって人間、悩みもするし迷いもします。そんな人間が紡ぎだす音楽だからこそ、多くのリスナーの共感を呼ぶのでしょう。

Stage of the ground

アルバム「jupiter」収録曲。動画サイトやストリーミングサイトが主流の現在の音楽シーンでは、スキップされないために前奏とメロを端折ってとにかくサビまで早く行きつくのが暗黙のルールになっている中で、異例のイントロ1分超えの曲となっています(音楽シーンが露骨にそうなる前のリリースではありますが)。

しかし、この曲のこの長尺イントロが冗長かというとそうでもなく、この曲がアルバムの1曲目ということもあり、アルバム全体におけるオーバーチュアの役割を担っているようにも感じられます。

「長くて退屈」というよりむしろ、作品の幕が上がるワクワク感につながるイントロなのではないでしょうか。壮大なギターリフとタムを多用した独特なドラムパターンが、広大な世界観を持つこの曲を一層ドラマチックにしています。目を瞑ってこの曲を聴いていると、幾千光年の無限の宇宙空間が眼前に広がります。

ギルド

アルバム「ユグドラシル」収録曲。この曲は、Vo.藤原がギターの弦を張りながら30分で歌詞が出来たとのことです。まさに「降ってきた」という感覚でしょうか。それでこのクオリティなのが凄いです。

このバンドに限った話ではありませんが、パッと閃いたものをサッと形にしたような曲って、意外と名曲が多かったりするものです。ミディアムテンポのシンプルな8ビートナンバーですが、メンバーが鉄を叩いて鳴らした音がサンプリングされており、それが曲のアクセントになっています。

このバンドの歌詞は人生訓的な内容が多いですが、この曲の歌詞は人生を仕事に例えているので、働くすべての人が共感できるのではないでしょうか。人生という仕事をしていると、頑張っているのに報われないこともありますよね。

それを十分な給料をもらっていないと表現したり、単調な毎日をやっつけ仕事に例えてみたりと、他の曲に比べメタファーのコミカルさが目立ち、アルバムの中でも一際異彩を放っています。

ハルジオン

数あるBUMP OF CHICKENの曲の中で一番有名な「天体観測」に続くシングル曲です。「天体観測」の印象が強すぎるせいか、やや印象の薄い曲ではありますが、聴くほどにじわじわ沁み込んでくるメッセージソングです。

このバンドはキャリアを重ねるほどにシンセサイザーやEDMを取り入れたエレクトロサウンドが中心になっていきますが、この時期はまだそうなる前ということもあり、この曲はギター・ベース・ドラムの正統派なパートを基調とした無骨なロックナンバーとなっています。

タイトルの「ハルジオン」は花の名前です。道端でよく見かける花でありながら、それがハルジオンという花であるということはあまり知られていません。そんな近くにいるのに気づいてもらえない花に自分を投影し、誰も見ていなくても自分は見ているよと、優しく歌いかけています。

supernova

両A面シングル「カルマ/supernova」のうちの一曲。いつもそばにいるとつい忘れてしまいがちな大切さを再確認させてくれるようなハートウォーミングなミディアムバラードです。

空間の多いギターや手数を極限まで減らしたリズム隊など、とにかく歌を聴かせることに主眼を置いているということがわかります。また歌詞は、メロの情報量は多いのですが、肝心のサビが「ラララ」「ヘイヘイ」「ウォウウォウ」のみというのが特徴的です。

それでも飽きずに聴けてしまうのは、Vo.藤原の声の良さによる部分が大きいでしょう。しかしそれよりも、歌詞のテーマである「伝えたいのに言葉が不器用で上手く伝わらないもどかしさ」を表現するには、この言葉のないサビが最も適した表現方法だったように感じます。