夏が終わると、買い物をしているお店や街中の装飾が、スイカとか浮き輪だったものから、かぼちゃや魔女など、一気にハロウィン仕様になりますよね。
昔はあまり見なかったのに、最近では毎年当たり前の風景になりました。でも、ハロウィンってどんな意味があるのか知っていますか?
日本でも、一大イベントになってきたハロウィンですが仮装とかカボチャくらいしかよくわからないですよね…。
というわけでこのページでは、ハロウィンの起源や由来は何なのか、わかりやすくご紹介します!こういった知識を知ることで、今年のハロウィンはまた一味違った楽しみ方もできるかもしれませんよ♪
2017年のハロウィンはいつ?
ハロウィンは毎年10月31日です。
なので、2017年のハロウィンも10月31日(火)ということになりますね。
2017年10月のカレンダー | ||||||
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ハロウィンとは?
ハロウィン(Halloween)とは、「ジャック・オー・ランタン」と呼ばれる、中身をくりぬいたかぼちゃの提灯を家の外に飾り、子どもたちがおばけや魔女などに仮装をして、近所の家をめぐり、「トリック・オア・トリート(お菓子をくれないといたずらするよ)」と言ってお菓子をもらってまわる風習のことです。
トリックオアトリートの意味や返事についてのページもあわせてご覧ください。
日本でも、1990年代後半からハロウィンが行われ始め、街中やお店などでハロウィンの飾りつけをするようになりましたが、最近では、若者たちを中心に、仮装やコスプレをして出かける日としても盛んになってきています。
では、日本でも人気のこのハロウィン行事ですが、どのようにして始まったのでしょうか?
ハロウィンの起源は?
2千年以上前に北ヨーロッパに住んでいたケルト人のお祭りが、ハロウィンの起源だと考えられています。
ケルト人の暦では、11月1日は「サムハイン」といって、新年の1日目であり、盛大にお祝いをしました。1年の収穫を神様に感謝し、先祖の霊を弔う日でもありました。
サムハインの夜には、その年に亡くなった人があの世へ旅立ち、あの世の霊が帰ってくると信じられていました。
そのため、この世の家族は、旅立つ霊が迷わないようにろうそくを灯し、ごちそうを用意して、訪れる霊をもてなしました。
なんだか日本のお盆によく似ていますよね。
これらの古いケルト人の習わしをキリスト教が取り入れ、11月1日を「万聖節(ばんせいせつ)」と呼び、聖人を祭るお祭りにしました。
19世紀の中頃に、大勢の人々がアメリカへ移住したことで、その風習が運ばれてアメリカ全土に広がりました。
アメリカなどでは主に子供の祭りとして、にぎやかに騒ぎ、ごちそうを食べて収穫を祝うお祭りとなっています。
これらの風習が「ハロウィン」と呼ばれるようになったのはどうしてでしょうか?
ハロウィンの由来は?
「諸聖人の日(かつての万聖節)」のことを、英語で「All Hallow’s Day」と言います。
そして諸聖人の日の前夜祭が「All Hallow’s Even」です。
名前としては、これが形を変えて「Halloween」になったと考えられています。
ところで、ハロウィンと言えば仮装をするのが定番ですが、なぜなんでしょうか?
なぜ仮装をするの?
サムハインの夜には、この世とあの世の境があいまいになって、悪霊や魔女も現れると言われ、人間が最も魔女に取りつかれやすい時期だと信じられていました。
人々はそれらの悪霊たちから身を守るため、ばれないように顔を炭で黒く塗ったのが、現在のハロウィンの仮装の始まりだと言われています。
最後にもう1つ気になることを…
ハロウィン?ハロウィーン?
ハロウィンと言ったり、ハロウィーンと言ったりどっちが正しい?と思いますよね。
「Halloween」を発音で考えてみると「ハロウィーン」の方が正しいです。ディズニーランドやUSJも「ハロウィーン」と表記しています。
ただ、アナウンサーは「ハロウィン」と言っている人が多いですし、よく耳する方といえば「ハロウィン」ですよね?
「ハロウィン」の方が言いやすいので日本では、「ハロウィン」で浸透していったのでしょうね。
これはどちらが正しいのか結論は出ません。ただ外国では「ハロウィン」といっても通じないのでご注意を。
まとめ
ハロウィンは毎年10月31日。2017年は火曜日。
ハロウィンは、かぼちゃの提灯を飾ったり、子どもたちが仮装をして、「トリック・オア・トリート」と言ってお菓子をもらって近所の家をまわったりする。
ハロウィンは、北ヨーロッパのケルト人の大みそかのお祭りが起源で、収穫を祝い先祖を弔う日だった。
19世紀にアメリカに風習が広まり、現在に近いハロウィンの形になっていった。
「ハロウィン」とは、「All Hallow’s Eve(諸聖人の日の前夜祭)」が語源。
ハロウィンには先祖とともに悪霊なども現れやすいとされ、取りつかれないよう変装したのがハロウィンの仮装の始まり。
正しい発音をするなら「ハロウィーン」。
あとがき
ハロウィンは、日本に昔からある文化ではないので、親や周りの人からその由来や意味を教えてもらう機会もなかなかないですよね。
でも、今や日本でもクリスマスに次ぐ一大イベントとなっています。ということは、私が子供たちに由来や意味を聞かれる日も近いということですね(うちの娘は2歳です)!
もう少し大きなお子さんがいるお家では、今年聞かれるかもしれませんね!さらっと教えてあげられると、より一層ハロウィンを楽しく過ごせそうですね。