読書感想文ってほんとだるい…全然書くこと思い浮かばないからいつも文字数足りないし…
簡単に書けるコツとかあったら教えてほしいわ。あ゙~~~~どうしよっ‼
と、昔の私と同じように、原稿用紙の前でペンを持って悩みまくってるあなた!!
大丈夫です‼
この記事を読めば、感想文がサクサク書けるようになりますよ。感想文が大嫌いだったわたしも、このやり方を知ってからは悩むことがなくなりましたから(・ω-´☆)
では読書感想文が簡単に書けるようになるコツを、以下の3つのテーマの順に書いていきます。
- 本の選び方
- 本を読む前の準備
- 読書感想文の書き方
まずは「本の選び方」について見ていきましょう♪
読書感想文の例文を読みたいという人は、下のページに書いてあるので興味があれば読んでみてください。
①本の選び方のポイントはこの4つ
本なんて、どれを選んでも同じでしょ!?
も~めんどくさいからこれでいいやっ!
おっと、もちろんどの本を選んでもいいんですが、適当に選ぶのはNG!
しっくりこない本を選ぶと、あとあと苦労することになります…(。ŏ_ŏ。)
選び方のコツを知っておくことで、本を読むときはもちろん、感想文を書くときもスムーズになります。
これから紹介する4つのポイントを基準に本を選びましょう。
1.なんとなく気に入らない本は選ばない
直観というヤツです。パラパラ見て、内容や表紙のイラストが気に入らなければ、読み終わったときも同じ感想なことが多いです。
2.最後まで読める本を選ぶ
名作と言われる本でも、長くて読みきれなさそうなら選ぶのはやめましょう。
短すぎても、短い文章から、伝えたいことを読み取らないとならなくなるので、余計に感想文を書くのが難しくなります。
3.今までに読んで面白かった本の作者が書いた他の本を選ぶ
相性というヤツですね。文章の読みやすさは似ているはずです。
4.まえがき、あとがき、目次などを読んで、続きを読んでみたいと思った本を選ぶ
まえがき、あとがき、目次は、本の要約でもあるので、短い時間で本を選べます。
この4つのポイントから選んだ本なら、だいたいはいいんですが少し気をつけたいこともあります。
パラパラ読んでみてダメなら、途中で本を変える勇気も必要!
借りた(買った)その本で書かなきゃダメということはありません。時間のムダということもありません。
読んでよかった、と思える本に変えたほうが、そのあとよっぽど楽に作文が書けます。
物語だけじゃない。伝記、図鑑、辞書を選んだっていい。
物語はわりと読書感想文を書きやすいですが、物語を読んでもしっくりこない人は、図鑑や歴史の本などで興味のある本を選んだ方が、作文が書きやすくなります。
本を変えたりすることだってぜんぜんOKなんですよ。
さてさて、本は選び方はわかったところで、次のテーマ「本を読む前の準備」を見ていきましょう♪
②本を読む前の準備
さあ、本を選んだら、いざ読みます!
…が その前に!用意しておくものがあります。
それは、
メモやふせん(なければ紙を小さく切ってもいいです)と鉛筆です。
これらは、読んでいて気になったところや心に残ったシーンに印をつけたり、本に貼ったりはさんだりして、簡単に感想を残しておくために必要なんです。
部分部分で感想をメモしておくことで、作文を書くときにさらにグッと早く、ラクに書けるようになるんですよ♪
ほかの人が書く内容を見ることはないので、自分がわかるように感じたままを気にせず書いていきましょう。
初めて読むときは読むことに集中して、2度目に見返しながらやるといいですね。
「でもメモを取るって、なんか読むのに余計に時間がかかりそう…」
そう思うかもしれませんが、ついさっき読んだ本でも、意外と内容を忘れてしまっていることが多いものです。
そうして何度も読み返すことを考えれば、メモを取りながら読んでいった方がトータルの時間が早くなります。
では、本題ともいえる「読書感想文の書き方」を見ていきましょう♪
③読書感想文の書き方
さあ、いよいよ文章を作っていきます。
でもいきなり原稿用紙に書こうとしても、固まってしまうだけなので…原稿用紙の前に、ルーズリーフや紙を用意しましょう。
すごーく大事なことを言います!
実は、読書感想文は、「自由に感じたことを書けばいいのではない」のです!!
「ええっ、じゃあ何を書けばいいの?」って感じですよね。
安心してください。書くときのポイントがいくつかあります。
「何百文字もひたすら自分の感想を自由に書く」より、「決められたポイントにそってエピソードを数十文字ずつ書く」ほうが、よっぽど簡単そうですよね??
ではポイントを見ていきましょう。
ポイントごとに短い文を作ってみよう♪
※ひとつのポイントに対してルーズリーフ1枚、紙1枚に分けて短い作文を書いていきます。
※これらのポイントを全て書かなければいけない訳ではありません。読んでいて話せそうなポイント、伝えたいポイントを選んで書いてOKです。
・なぜこの本を選んだかのきっかけ(動機)
・人から聞いたことを入れる
その本を読んだ友人のことば、テーマについて人から聞いたことがあること
・作品をいろいろな角度から見る
主人公の気持ちだけではなく、ほかの登場人物、作者の気持ちなども考えてみる
・自分の体験談を入れる
話がそれないように
・登場人物と自分、または周りの人をくらべる
・読んだことがない人にもわかるよう、必要なときはあらすじを入れる
いれすぎてあらすじばかりにならないよう注意
・現代のニュースと関連があれば書く
・読んで、自分の考えや行動がどう変わったか
これが最終的には、原稿用紙○枚を埋めてしまうほどの大事なネタになっていくのです!
どうですか?
これならできそうでしょ?
あと、これらのポイントを見て何か気づくことはありませんか?
そう、ポイントで聞かれているのは「自分」のことなのです。
「話の内容」「主人公がどんな人か」ではないのです。
「話の内容」「主人公がどんな人か」を使って、「自分」の話をどんどんしていく、それが読書感想文なのです!
ポイントごとに文章を書きだしたら、次は構成を考えていきます。
構成を考える
構成、というと難しそうですが、今作った、短い文章たちの並び順を決めていくだけです。
ただでたらめに並べるのではなく、話の流れがスムーズに流れるように並べます。
前後の文章の流れによっては、文章をつなげるための文が必要になると思います。
よく言われる「起承転結」を意識しましょう。
「起」:話を起こす、動機
「承」:動機を受けて話が続く
「転」:違う話を持ってきて、話を豊かにする
「結」:結論、話のまとめ、オチ
うーん、そう言われてもわかりづらいかもしれませんね。
誰もが知っている、「浦島太郎」に起承転結をあてはめてみましょう。
「起」:浦島太郎が浜辺でいじめられているカメを助ける
「承」:助けてもらったお礼にカメが浦島太郎を竜宮城に連れていき、美しい乙姫に踊りやごちそうでもてなされ楽しく過ごす
「転」:しばらくして帰ることにした浦島太郎に、乙姫は「開けてはいけない」玉手箱を渡す
「結」:浜に帰ると知っている人が誰もいず、困った浦島太郎が玉手箱を開けると、浦島太郎は老人になってしまう。実は、地上では長い年月が経っていたのだ。
少しイメージが沸きましたか?
「承」「転」の割合を多めにするとバランスが良くなります。
「結」は、「起」で起こした話の結論、まとめです。話のつじつまが合わなくなっていないかに注意しましょう。
終わりの文は、「主人公のように人にやさしくしたいです。」など、カッコつける必要はありません。自分が思った通りに意見を書きましょう。
構成ができたら、題名をつけてみましょう。
題名をつける
「○○を読んで」でもいいのですが、つまらないですよね。
最初から読んでいる人の気を引ける題名は、作文が仕上がった最後に書くといいです。作文を通して書いた自分の気持ちを表すように書いてみましょう。
題名をつけたら、いよいよ清書ですが…清書の前に、家族の人に一度読んでもらうのがおすすめです。
自分では気づかなかった字の間違いや、つながりがおかしい部分などに気づいてもらえることがあります。
清書する
清書を書きながらも、文章のつながりや字の間違い、文字数などの確認をしていきましょう。
これで書くことがないからといって、文字数を稼ぐことなんて考えなくても、立派な読書感想文のできあがりです!
自信をもって提出しましょう♪
※今回の書き方の流れにそって、具体的に本を読んで、読書感想文を書いてみました!
例文でさらにわかりやすく説明していますのでぜひ読んでみてくださいね♪
⇒【中学生向け】読書感想文の例文!書き出しもよくわかる♪