このページでは、簡単な自由研究テーマとしておすすめな「手作りチーズ」をご紹介します。
1日あれば十分終わりますので、自由研究をとにかく早く終わらせたいと思っている人は参考にしていただければ幸いです。
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用意するもの
- 牛乳 500ml
- レモン汁 20ml
- 塩 ひとつまみ
- 耐熱ボウル
- ざる
- キッチンペーパー
- さいばしやスプーンなど
手順
【1】耐熱ガラス製のボウルに、牛乳500mlを入れます。
【2】ボウルにラップはかけずに、600Wの電子レンジで4分温めます。(取り出すときは熱いので注意しましょう)
【3】取り出したボウルにレモン汁20mlを入れ、スプーンやさいばしなどで2~3回そっと混ぜます。よく見ると細かい白い粒が浮いてきます。
【4】そのまましばらく置いておきます。
【5】別のボウルにザルを乗せ、その上にキッチンペーパーを敷きます。
【6】先ほどの牛乳をキッチンペーパーの上からそっと流し入れ、水分をこします。
【7】キッチンペーパーで牛乳を包み、破けないようにやさしく絞ります。
【8】左側がキッチンペーパーの中に残ったもので、カッテージチーズと言います。右側が絞って出てきた水分で、乳清(ホエー)と言います。
【9】カッテージチーズを測ってみると、105gありました。(ボウルの重さは抜いてあります)
【10】チーズにお好みで塩をひとつまみ入れて混ぜます。
【11】カッテージチーズは、そのまま食べたり、サラダに乗せたり、パンやクラッカーに塗ったり、ジャムと混ぜても美味しいです。
解説
牛乳には、「カゼイン」というたんぱく質が含まれています。
この「カゼイン」は、酸性になると固まるという性質を持っています。
レモン汁は酸性が強いので、牛乳に混ぜると「カゼイン」が酸性になって固まり、チーズが出来たのですね。
レモンティーにミルクを入れると固まるのも同じ原理です。コーヒーに生クリームを入れると白い粒が浮かぶのも、コーヒーの酸でクリームのたんぱく質が固まったためです。
酢や、ビネガーなども酸性なので、レモン汁の代わりに使用することが出来ます。いろいろなもので作って比較してみると違いは出るかな?
レモン汁の量を変えてみると、チーズのでき方に違いが出るのかな?
絞って出てきた水分、乳清(ホエー)は、とても栄養があるものです。ハチミツや砂糖などを混ぜて飲んだり、料理に入れてもいいですね。
この他の自由研究テーマは下のページにまとめてありますので、あわせて参考にしていただければ幸いです。
参考文献
ガリレオ工房(2010)『キッチンおもしろ自由研究』永岡書店
日本分析化学専門学校(2009)『遊んで賢くなるおもしろ実験ブック』PHP研究所