このページでは、簡単な自由研究テーマとしておすすめな「手作りバター」をご紹介します。
1日あれば十分終わりますので、自由研究をとにかく早く終わらせたいと思っている人は参考にしていただければ幸いです。
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用意するもの
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- よく冷えた生クリーム(動物性のもの、乳脂肪分が40%以上のものが望ましいですが、今回はなかったので35%使用) 100ml
- 空のペットボトル(綺麗に洗って乾かしておきましょう)
- ふきんやタオル
- 輪ゴム
- 小さめの保冷剤
(ふきん、輪ゴム、保冷剤は、大き目のボウルに氷水を入れてもいいです)
手順
【1】ふきんやタオルで保冷剤が落ちないように包み、輪ゴムでペットボトルに巻き付けます。(大き目のボウルに氷水を用意した人は、この手順は飛ばしてくださいね)
【2】ペットボトルに生クリームを100ml入れます。
【3】ペットボトルをしっかり持ち、勢いよく上下に振ります。カクテルを作るバーテンダーのようにシャカシャカ♪するのではなく、ペットボトルの底に貼りついてしまったガムを取り出すようなイメージで、思いっきりバシャバシャしましょう。保冷剤を巻いたペットボトルは持ちにくいので、ペットボトルだけをブンブン振る⇒ボウルの氷水ににつけて時々冷やす、を繰り返してもいいと思います。
【4】5分経過。ペットボトルが生クリームで真っ白になり中身の状態がよくわかりません。早くも腕が疲れてきますが、時々持ち手を変えて頑張りましょう。
【5】10分経過。さっきより中が透けている部分もあるけれど、まだまだ真っ白でよくわかりません。でも、液体のバシャバシャした音が聞こえなくなりました。おそらく液体の生クリームからホイップクリームのような状態になっているのだと思います。早い人は5分から10分くらいですでにバターになっているみたいです。
【6】15分経過。あまり変化がなく、もしかしてもう完成なのでは?と思いふたを開けて箸で少量取り舐めてみましたが、ホイップクリーム状態でした。なかなか変化がなく不安になると思いますが、ペットボトルの中が見えるまではまだです。根気よく、思いっきり振り続けましょう。
【7】20分経過。いきなり、振っている感覚が変わりました。中を見てみると、真っ白だったペットボトルの中がよく見えるようになって、下の方にかたまりがたまっています。
【8】カッターナイフやハサミでペットボトルを切ります。(カッターナイフや、ペットボトルの切り口は危ないので注意しましょう。)
【9】かたまりと一緒に白い液体が入っているので、取り出します。この液体は、乳清(ホエー)というもので、とても栄養があるものです。かたまりがバターです。スプーンなどで押してみると、まだ乳清がでてくるので、スプーンなどで押してしぼりましょう。
【10】残ったバターを計ってみると、37グラムありました。
【11】お好みで塩を少々混ぜて完成です。今回はトーストに塗って食べました。市販品よりクリーミーな感じがしました。
解説
牛乳や生クリームは、振ることで、液体の乳清と脂肪のかたまりに分かれます。
このかたまり同士がくっつくと、バターになります。
ただ、多くの牛乳は、運ぶ時の振動で分離してしまわないように、脂肪を小さくする処理(ホモジナイズド)をしてあるので、振ってもバターが出来ません。牛乳を使用する場合は、ノンホモジナイズド牛乳を選びましょう。
同量の生クリームとノンホモジナイズド牛乳でバターを作り、でき方に違いがあるか比較するのも面白いですね。
この他の自由研究テーマは下のページにまとめてありますので、あわせて参考にしていただければ幸いです。
参考文献
ガリレオ工房(2010)『キッチンおもしろ自由研究』永岡書店