ご近所から畑で採れたかぼちゃを丸ごと頂いたり、特売で丸ごと1個のかぼちゃが安くて買ってしまったりすることもあると思います。私はつい2日前に丸ごと買っちゃいました(笑)
でも、小さくカットされたかぼちゃじゃないと、なかなか一度に使いきれないですよね。そうこうしているうちに「気が付いたらカビが生えてしまった」なんてこともあるかもしれません。(はい私です←
また、1人暮らしの方の場合だとカットされていても使い切るのがむずかしいですよね。
そんなかぼちゃなので・・・
- 丸ごとのかぼちゃってどう保存すればいい?
- 冷蔵が良いの?それとも冷凍が良いの?
などなど疑問もあると思います。
そこで今回は、かぼちゃの保存方法をパターン別に詳しく調べてみました。賢く保存すれば時短にもつながりますのでぜひチャレンジしてみてください。
かぼちゃ保存の基本的な考え方
まずはじめに、かぼちゃを保存するときの考え方をざっくりと説明しますね。
- 丸ごとのかぼちゃは?
… 常温保存 - カットしてあるかぼちゃは?
… 1週間以内に使うなら冷蔵保存
… 長期保存するなら冷凍保存 - これ以外の保存方法は?
… 干して保存も可能
上に書いてあるように、大まかには「丸ごとなのか、カットされているのか」、カットしてある場合「すぐ使うのか、まだ使う予定がないのか」によってそれぞれ適した保存方法があります。
では丸ごとのかぼちゃの場合から見ていきましょう。
かぼちゃ丸ごとは常温保存でOK
カットされていない丸ごとのかぼちゃは、常温保存できます。保存期間は2~3ヶ月が目安です。
常温保存のやり方とコツ
かぼちゃをそのまま新聞紙でくるむだけなので簡単です。あとは室内の風通しの良い日陰で保管しましょう。
MEMO
ざるや網棚などの上に乗せ、かぼちゃの下にも空気が通るようにすることが大切です。こうすることで「カビ」を防ぐことできます。なので床に直置きしたり、新聞紙の上からビニール袋をかぶせたりしないようにしましょう。
スーパーなどで売ってるかぼちゃって、だいたいカットしてあるものが多いですよね。また、丸ごとのかぼちゃを一度で使い切ることも少ないかと思います。
カットしてある場合は、冷蔵保存と冷凍保存を使い分けるのがおすすめです。ではどのようにして使い分けるのが良いのか見ていきましょう。
カット済みのかぼちゃは冷蔵&冷凍を賢く使い分け
1週間以内に食べるかぼちゃは冷蔵庫へ
切ってあるかぼちゃは、1週間ほど冷蔵庫で保存できます。それ以上経つとカビが生えてしまうので、すぐに使う分だけ保存しましょう。
冷蔵保存のやり方とコツ
1スプーンでかぼちゃの種とワタを取り除きます。
2切り口やくぼみに隙間がないようにぴったりとラップをかけます。あとは冷蔵庫の野菜室に入れて保存すればOK。
MEMO
かぼちゃは種やワタから痛み始めます。丸ごとのかぼちゃに包丁を入れたり、カットされているものを買ってきたら、すぐにスプーンで種とワタを取り除きましょう。こうすることで、カビや痛みから守ることができます。
「1週間以内に食べない」または「長期保存したい」ときは冷凍保存がおすすめですよ。次は、冷凍のコツや解凍について説明していきますね。
すぐに食べないかぼちゃは冷凍しよう
冷凍での保存期間は約1ヶ月です。冷凍したことでかぼちゃの繊維が崩れるので、調理時に味がしみこみやすくなるメリットもありますよ。
冷凍保存のやり方とコツ
冷凍には大きく分けて以下の2パターンあります。
- 生のまま冷凍
- 加熱して冷凍
かぼちゃは加熱してから冷凍するのが基本ですが、時間がない場合は生のままでもOKです。ではそれぞれの冷凍方法を説明していきますね。
生のまま冷凍する場合
1かぼちゃを食べやすい大きさに切ります。ここでは素焼き用に薄くスライスしてみました。
2あとはフリーザーバッグに入れて冷凍するだけです。
MEMO
ストローをフリーザーバッグの端からさして、吸いながらチャックを閉めることで空気を抜くことができます。冷凍とは言え、空気が入っていると劣化が早まりますのでぜひ試してみてください。
加熱して冷凍する場合
1かぼちゃを食べやすい大きさに切ります。ここでは煮物用に角切りにしてみました。
2箸が刺さるくらいの固さまでレンジで加熱します。ゆでてから冷凍すると、解凍したときに水っぽくなってしまうのでレンジがおすすめです。
3粗熱が取れたらフリーザーバッグに入れて冷凍します。
加熱後にマッシュする場合は…
1先ほどと同じ要領で加熱した後に、かぼちゃをつぶします。マッシュしたかぼちゃは、コロッケやサラダ、スープ、お菓子などにも使えますよ。
2小分けにしてラップで平たく包みます。
3粗熱が取れたらフリーザーバッグに入れて冷凍します。
このようにあらかじめ切ったりマッシュして冷凍することで、料理の時短につながりとっても重宝しますよ。
でも「冷凍したかぼちゃって解凍は必要?」など疑問に思うこともありますよね。次は解凍のポイントを見ていきましょう。
かぼちゃの解凍ポイント
角切りや細切りなど煮物・汁物に使う場合は、解凍せず凍ったまま使ってOKです。火が通りやすいので加熱しすぎには注意しましょうね。
また、天ぷらや炒め物用にスライスしたものや、つぶしてから冷凍したものは、レンジで解凍してから使うのがおすすめですよ。
これまで「常温・冷蔵・冷凍」の保存方法を紹介してきましたが、かぼちゃはこの他に干して保存することもできる野菜なんです。
かぼちゃは「干す」こともできます
干した場合は約1ヶ月保存できます。また、干すことでビタミンDが増加し旨味が増します。汁物や炒め物にもおすすめですので、興味のある方はぜひ試してみてくださいね。
かぼちゃの干し方
1生のまま、もしくは蒸してから薄くスライスして水気を拭き取ります。
2ネットやザルに並べて3日ほど天日干しします。
なお、野菜干しネットを使うと物干し竿に吊るせたり、虫対策になるのでおすすめです。ダイソーやセリアなどでも購入可能ですよ。
3干したら保存容器か保存袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
MEMO
天日干しする時間がない場合は、オーブンやレンジを使ってもOKです。加熱時間は水分量によっても違いますので様子を見て調節してください。
- オーブン・・・
クッキングシートを敷いて100~110℃で20~30分 - レンジ・・・
キッチンペーパーを敷いて600Wで5~8分
まとめ
- 丸ごとのかぼちゃは常温で2~3ヶ月保存OK!
- 1週間以内に食べるかぼちゃ冷蔵庫で保存しよう。
- すぐに食べきれない分は冷凍しよう!保存期間は1ヶ月。
- 干すことでも1ヶ月保存できる!旨味が増すのでおすすめ。
昔はカットされたかぼちゃを購入しても、使う直前までそのまま冷蔵庫に入れていました。「種とワタを取らないと早く傷んでしまう」ということを知らなかったからです。
なので、早めに使ってもワタの近くの実の色がオレンジ色に変色してしまったこともよくありましたね。。
また、かぼちゃは色々な料理に使えるので、冷凍するときにまだ用途が決まってないこともあると思います。
でもとりあえず、角切り…細切り…マッシュ…と適当に処理しておくだけで、必要な分だけさっと出してソテーしたり揚げたりして、お弁当のおかずとしてもすぐに使えるので便利ですよ。
栄養たっぷりで家族にもモリモリ食べさせたいかぼちゃ。賢く保存して日々の料理をラクにしてくださいね。
あと、かぼちゃのレシピに迷うこともあるかと思います。当ブログではそんなときに役立つ消費レシピをまとめていますのであわせてご覧ください。