このページでは、簡単な自由研究テーマとしておすすめな「手作り豆腐」をご紹介します。
2日あれば十分終わりますので、自由研究をとにかく早く終わらせたいと思っている人は参考にしていただければ幸いです。
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用意するもの
- 乾燥大豆 300グラム
- にがり 20㏄
- 大き目の鍋
- 大き目のボウルまたは鍋
- ミキサーまたはフードプロセッサー
- 木綿の布 2枚
- 木べらなど
- キレイに洗って乾かした牛乳パック
- 500mlのペットボトル
- 温度計
手順
【1】鍋やボウルに、大豆と、たっぷりの水を入れます。夏は8~10時間、冬は15時間ほどこのまま置いておきます。時間がかかるので、作業をする前日の夜などに、時間を逆算して水につけておきましょう。
【2】丸に近かった大豆の形が、煮豆などの料理でよく目にする豆の形になっていました。
【3】ミキサーやフードプロセッサーに大豆を少量入れ、大豆を漬けていた水も大豆の高さくらいまで入れます。
【4】ミキサーまたはフードプロセッサーですりつぶします。
【5】つぶした大豆は大き目の鍋に入れ、残りの大豆も同様に数回に分けてつぶします。
【6】鍋に、大豆と同じくらいの量の水を足します。
【7】鍋を強火にかけ、木べらなどで焦げないように底からかき混ぜます。(お玉でもいいですが、底に残りやすく焦げやすいようです)
【8】湯気が出始めたら中火にします。(火を使うときは、火傷や火事に十分注意しましょう)
【9】泡が出てくるので、ふきこぼれないように火力を調整しましょう。
【10】生の豆の青臭いにおいから、しばらくすると、甘いにおいに変わってきます。甘いにおいになって5分ほど経ったら火を止め、そのままある程度冷めるまで置いておきます。
【11】大き目のボウルまたは鍋に木綿の布を敷き、鍋の大豆を入れて、しぼってこします。鍋は重たいので、お玉などで少しずつすくって入れるとやりやすいです。
【12】しぼった液体が豆乳、搾りかすがおからです。おからはざっくり集めて計ると548グラム取れました。せっかくなのでおからも料理していただきましょう。
【13】絞った豆乳を鍋に入れて火にかけ、75℃くらいにあたためます。
【14】にがりを少しずつ入れてかき混ぜ、少しずつ入れてかき混ぜを繰り返し、20分ほどそのまま置きます。
【15】待っている間に豆腐の型を作ります。牛乳パックを半分くらいのところで切ります。
【16】底に木綿の布をかぶせ、輪ゴムでとめます。
【17】逆さにすれば、型のできあがりです。市販の豆腐の入れ物の底に穴をいくつか開けてもいいそうです。型を深めの皿などの上に乗せます。牛乳パックの底をひとまわり小さめに切ったものも用意しておきます(おもりの下に置くため)。
【18】20分経ちました。真っ白だった豆乳が、もやもやっとしたかたまりと半透明の液体に分かれています。
【19】かたまりをすくって型に入れます。網じゃくしなどがあると、やりやすいです。
【20】牛乳パックの底をひとまわり小さく切ったものを敷き、その上から水を入れたペットボトルを乗せて重しにします。
【21】固まったら型から外して水にさらし、皿などに出します。今回、型を底の丸いボウルに置いていたためか、平らになりませんでした。ただ、あんなにモロモロしていたものが、案外すぐにかたまりになりました。
【22】はみ出た豆腐を食べてみると、豆腐の味がしっかりして、とても美味しかったです。今回は冷ややっこにしてみましたが、味付けせずにそのままで食べても十分美味しいです。
解説
大豆にはたんぱく質が多く含まれています。豆乳は水分の中にたんぱく質が溶けている状態です。にがりは、主に塩化マグネシウムという成分からできていて、たんぱく質の分子をつなぎ合わせる性質を持っています。
大豆に水分を吸わせて、細かくして、水と混ぜて煮て豆乳を作り、にがりと固まるのをまって、こす。市販の豆腐は安く、1丁100円以下で売っているけど、こんなに手間がかかっているんですね。
市販の豆腐より味が濃くて、そのままでもとっても美味しかったです。
大豆だけではなく、小豆や枝豆など、他の豆で豆腐を作って比較してみても面白いですね。
この他の自由研究テーマは下のページにまとめてありますので、あわせて参考にしていただければ幸いです。
参考文献
クックパッド自由研究『豆腐をおうちで作ってみよう~vol.6~』
自由研究の輪『豆腐作り』