七五三を控えた子供がいる場合、両親や親戚などから七五三のお祝いを頂くこともあるかと思います。
七五三のお祝いを頂いた場合、お返しはした方が良いのか、お返しをするなら何が良いのか・・・悩みませんか?
本来、子供のお祝いについてはお返しは不要です。
でも、両親や親戚に高額なお祝いを頂いた場合などは、何もしないのも気が引けますよね・・・。
最近では、礼儀を重んじて、「内祝」としてお返しをすることも多くなってきています。
そこで今回は、七五三のお返しをする場合に何を贈れば良いのか、お返しの品の金額や贈る時期のマナーをご紹介します。
両親や親戚、知人など、お祝いを頂いた人によってお返しの例を分けていますので、参考にしてみてくださいね!
両親にお返しする場合
食事に招待する
両親からお祝いを頂いた場合には、七五三の当日に、お食事の場を設けて、お礼に代えるのが良いでしょう。
親しい親戚が近所に住んでいる場合、一緒に招待してもいいですね。
この時は、子供が主役なので、子供が好きなメニューも用意したり、お店の場合は子供のメニューもあるお店を選ぶと良いですね。
内祝いを贈る
特にお食事の場を設けない場合には、「内祝」の品を贈りましょう。
「内祝」の品の金額は、頂いた金額の3分の1~半額程度が目安です。
では、両親が遠方の場合や、親戚へのお返しは何が良いのでしょうか?
遠方に住む両親や親戚にお返しする場合
内祝いを贈る
両親や親戚が遠方に住んでいる場合、七五三当日にお食事の場に招待するのはなかなか難しいですよね。
この場合、「内祝」の品を贈りましょう。
「内祝」の品の金額は、頂いた金額の3分の1~半額程度が目安です。
お礼状と、当日の子供の写真も添えると良いですね。直接晴れ姿を見られなかった両親はとても喜ぶと思いますよ。
友人や知人にお祝いをもらった場合、両親や親戚と比べて金額も低いことが多いと思いますが、どういったお返しをするのが良いのでしょうか?
友人・知人にお返しする場合
子供を連れてお礼に伺う
近所の方にお祝いを頂いた場合は、子供を連れて、千歳飴や赤飯などを持ってお礼に伺うようにしましょう。
頂いた金額が少額でない場合は、お菓子や日用品などでもいいですね。
内祝いを贈る
遠方の知人などにお祝いを頂いた場合は、菓子折りなどに当日の晴れ着姿を撮った記念写真などを添えて送ると喜ばれます。
子供にお礼の手紙やカードを書かせると相手も嬉しいですね。
七五三のお祝いを頂いた場合、お返しはいつ頃贈るのがいいのでしょう?贈り方にはどんなマナーがあるのでしょうか?
お返しの贈り方のマナー
お返しの時期
七五三のお返しの時期は、11月15日が過ぎてから月末までに済ませましょう。
お返しののし紙
七五三のお返しののし紙は、紅白または金銀の蝶結び(花結び)を用います。
表書きは「内祝」「寿」「七五三内祝」などが良いでしょう。
下段には子供の名前を入れます。姓は入れません。
内祝の品は気持ちですので、お礼状と、子供の写真を添えるようにしましょう。
では、七五三の内祝の品はどんなものが良いのでしょうか?
七五三の内祝いで人気のギフトをまとめてみましたので、参考にしてみてくださいね!
七五三の内祝いで人気のギフト
- 食器、茶器(割れやすいので縁起が良くないとする場合もあります)
- 千歳飴
- 紅白の餅、赤飯、鰹節
- 風呂敷、花瓶、置物
- タオル、石鹸などの日用品
- ゼリー、バウムクーヘン
- フォトフレーム
今まで私は、千歳飴は七五三の子供が持ち帰るイメージで、「お祝いのお返し!?」と思ってしまったのですが、千歳飴の細くて長い形には子供が長生きできるようにという願いが込められていて、縁起物なんですね。
福を周りにおすそ分けするという意味で、千歳飴は七五三のお祝いのお返しとして定番なんだそうです。
でも、歯にくっつきやすい千歳飴をご年配の方に贈るのもどうかな・・という方は、他のお菓子や日用品が相手にも気を遣わせずいいかもしれませんね。
また、先ほども述べましたが、焼き増ししたスナップ写真や、子供が書いた絵や手紙は、お金はかかりませんが、相手が何より喜ぶものだと思いますので是非添えてみてください。
まとめ
七五三のお祝いのお返しは、両親は食事の席に招待するのがオススメ。
親戚や遠方の両親へのお返しは、内祝の品+写真+子供の手紙がオススメ。
知人・友人へのお返しは、千歳飴や赤飯を持って子供を連れて挨拶に伺うのがオススメ。
内祝の品は、頂いた金額の3分の1~半額が目安で、当日~11月末までには贈りましょう。
内祝いの品は、お菓子や実用的な日用品がオススメ。
あとがき
七五三でお祝いをくれた両親や親戚は、お返しがどうとか気にする人はあまりいないと思います。むしろお返しなんていらないよ、なんて方も多いんじゃないでしょうか。
でも、もし自分に孫が出来て、お祝いのお返しに写真や子供の手紙を添えて内祝を頂いたら、より一層孫を可愛がる気がします。
子供の無事な成長は祖父母や周りの方々のおかげでもあるので、簡単にでも、お互いのことを大切に思っているということが形で表せると、気持ちよく七五三の行事も終えられるのではないでしょうか。